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音楽/放送

もののあはれ を弾く/再放送

ハイビジョン特集「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」
チャンネル:BShi
放送日:2008年 4月 2日(水)
クラッシックピアニストの口からでた

もののあはれ


本放送で冒頭をみのがしていたのですが
京都の燃えるような紅葉の映像で始まりました

ハイビジョンの画像はクリアできれいです
が やはりそういう美しい映像が撮れて
はじめてその機械面がいきる というものです

プロヂューサーの故瀬地山さんの本を読みましたが
以前は 番組のプロデューサーなどスタッフ名は
放送内には出なかった とありました
番組は放送局のもという感じなのでしょう

今も 番組のHPにはあらすじや
出演者の名前はあるのですが
演出家やカメラマンなど
スタッフの名は記されていないです
番組の最後には流れましたが

番組の内容がいいと
どういう人が創ったか知りたくなります
本放送からすぐー2週間ぐらいーの再放送だったので
反響が多かったのでしょう

アファナシエフはときどき来日するようですが
結構 マニアックなコンサートで
集客もいまひとつの所があるようなのですが
いつか聞く機会があれば と
思うような番組でした

///



昨夜のハイビジョン特集は
「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」

ソ連時代に発禁にならなかった書物は 日本のものだけだった という
ロシア生まれのピアノの鬼才・アファナシエフ
その中から選んだのは
“徒然草”
聴いたレコードは 能 のレコード

誰にも言わず 亡命して パリへ

壁が壊れ 求められているものは
天才的な深淵な音楽ではなく
シンボルとなるような 目だった演奏だけだった
レッスンの模様も流されましたが
今風の 大仰に 身体を揺らせて弾くスタイルを直していました

亡命先のフランスで隠遁者のように暮らす

京都へ旅して 静寂を聴く姿は
たしかに隠遁者のようにもみえる

演奏のスタイルは指を伸ばして
じゃんけんの パーのような感じで弾く
それでも高音はすっきりと鳴っている
透明感というより 丸みや柔らかみを感じる
休符は 静寂を聴くためにある



京都の寺で アファナシエフ1人のために舞われた
金剛流の能 は贅沢

その寺で弾かれた アファナシエフのシューベルト21番も
また 同様に

ピアノの他にもクライスレリアーナを 芝居にしたり
何でも出来る芸術家 アファナシエフ

秋の京都の風景も美しく
保津川下りをしながら
静寂を聴く 映像も
よけいなナレーションもなく
櫓を漕ぐ音だけにして

演出も秀逸でした

再放送期待します
もののあはれ を弾く/再放送_b0037867_2046621.jpg


音楽関係はこちらにまとめました






by kokoniikimasita | 2008-04-01 22:51 | 音楽/放送 | Trackback
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