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展覧会

横山大観展

 昨年夏8月に、芸大美術館で『横山大観展』を見ました。
 その時の感想
『8/12、都美館から国立博物館に向かう途中に「横山大観」展の広告が大きく出てました。ちょうど博物館に向かう道と、芸大美術館に分かれる道の所で、広告効果があります。とりあえず広告につられて、会場に向かいました。奏楽堂の横を通り、美術学部の前を過ぎた所に、4階建ての新しい芸大美術館が建っていました。平成10年に建ったそうです。初めて行きました。資料館として、美術学部の構内にあった時に、当時美術部の学生だった友人と、一度見学した事がありました。展示は3階の会場で、『海山十題』と題され、海と富士山などの山の絵が10点ずつ展示されていました。海では、『海潮・春』が、山では『雨はる』が良かったです。2階のロビーには、ポスターや絵はがきなどを売っていて、思わず買ってしまいました。しっかり営業もしてました。国立大学や博物館などは、この先、独立行政法人として、自らが経営していかなければならないそうです』
 この時は芸大が所蔵していた作品展で、今回は、島根県にある足立美術館の所蔵品を、日本橋三越本店新館のギャラリーで展示。明治、大正、昭和と時代別に並べられ、初期の頃の作品からだんだんに、はっきりした力強い線に変遷してくるのがわかります。 今回の目玉の作品は『紅葉』
 屏風6面に書かれた鮮やかさは、掛け軸に書かれた、墨色に空白の白をいかした作品とは大きく違っています。全面の左側から、右にかけて紅葉の赤、その間に川の青、右上に白黒で、鳥が置かれているのがポイントでした。
 もう一つは『龍踊る』
 富士山と雲の合間から龍が顔をのぞかせている水墨画。『龍は想像の動物なので、何度も書いて練習するように』といわれていたそうです。昭和17年ぐらいの作品になると、富士山に緋色の日の出、という絵が何点かありました。その時代の戦意高揚のためだそうです。作品中では、波のたゆとう感じが良かったです。
 三越は、店内もわりあい空いています。春休みとはいえ、日本橋には子供連れのお客さんはあまりいません。品物も高級品のようで、50代60代70代のマダムが多かったです。そのせいでしょうか、駅から店、新館から本館へ行く数段の階段には、すべてエスカレーターがついていました。デパ地下は、かなり広いエリアに、たくさんの店が並んでいます。通路も狭くはないので、広大な面積なのでしょう。出店も、ちょっと池袋界隈にはないような、美味しい店ばかりでした。(会場:三越日本橋店新館7階〜4月10日迄)
横山大観展_b0037867_22214257.jpg
↑紅葉
追記:10年以上前ですが、上野不忍池の向こうにある『横山大観美術館』に行った事がありました。大観の住居をそのまま開放したものです。客間には季節ごとに掛け軸が変わります。今では、どこの美術館でも学芸員ボランティアの方々が説明案内してくれますが、この当時にも、こちらの学芸員の方々は、とても話し好きで、軸の前に何人かが座ると、色々エピソードを話してくれました。今調べましたら、作品保存のため休館日が増えたようですが、開館しています。こちら横山大観美術館(上野)
Commented by シオン★ at 2005-04-06 22:43 x
TBをありがとうございました。
横山大観展は上野だったのですね。
住居もそうだったのですか。
さすがきれいな落ち着いた家ですねぇ。

いつかそごう美術館(今はもうないですが)で大観展を見たことがあります。
あの 童子の絵は忘れられませんが他はほとんどおぼえていないですねぇ。

昨日 ゴッホに行ってきました。
わりと空いていましたよ。



Commented by kokoniikimasita at 2005-04-07 10:03
>シオンさん、この10日までの展覧会は三越ですが、上野の大観美術館は常設だと思います。ただ、休館日が週に3日ぐらいあるように載っていました。住居跡なので、空調設備等がないので、作品保存のためには、仕方ないのでしょうね。ゴッホ展、土曜日あたりは混むでしょうか。あの辺りは花見にもいいし・・。
by kokoniikimasita | 2005-04-05 22:23 | 展覧会 | Comments(2)
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