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音楽/放送

さいごはバッハ

『左手のピアニスト』
舘野泉さんのドキュメントがNHKBS-hiで放送されました。病気で右半身が不自由になってから、ピアニストとして復帰するまでの過程が、コンサートの映像なども含めて放送されました。舘野さんの思いは、当初は「半年もすれば復帰できると思っていた」のだそうです。それが困難になった時、著述を生業にしたら、とか、のんびり老後を送ったら、等と言われた事が、逆に「ピアニストとしては、だめなんだ」と言われているようで、嫌だったそうです。周りは励ましているつもりでも、当人にとっては、負担になる事が多々あるということですね。その中で見つけ始めた左手で弾ける曲。80曲ぐらいあったそうですが、どれも、「しっくりこなかった」それから、友人の作曲家ノルトグレン氏、間宮芳生氏に委託。そして、バッハの左手のためのシャコンヌにいきつく。復帰後初めてのコンサートでは、これらの曲を弾き、そのサロンコンサートの様子が流れました。間宮氏の曲は、風を模した、高音を強調したきれいな曲でした。東京でのコンサートは、女優の岸田今日子さんの語りで、小泉八雲の詩に付けた曲が披露されていました。高橋悠治さんのHPに載っていましたが、違った分野の人たちと一緒に活動する事は、60、70年代は、普通の事だったそうです。今は分業で、横のつながりがなくなってしまいました。のちほど、コンサートは放送されるでしょう。そして、番組の最後にシベリウスの家でシャコンヌを弾きました。弾いた後は、感慨に浸って、「何にかはわからないけれど、感謝したい」
 「ピアノを弾く事は息をするのと同じ」という人生、 復帰するまでの道のりは、大変な事だったでしょう。「弾きたくても弾けない」という事、弾けるのに今日はいいか、と弾かないのとは、大違いです。弾ける事を大事にしなくてはいけません。
 シャコンヌはブラームスが編曲するときに、原曲を生かしたいと思い、いきついたところが、左手のみで奏する事だった、そうです。(2005-01--07BS-hi)
Tracked from Wein, Weib u.. at 2005-01-15 18:06
タイトル : 81年後の初演(ベルリン、2004年12月9日)
早々と、年末年始のライヴ録音を編集して製品化した物の紹介が新聞に出ている。お馴染みの二つの世界的コンサートに関するものである。音楽ジャーナリストとしては、紹介の義務を果たすと共に何が書けるかが腕の見せ所である。発売日競争の狂乱だけでなく、意地悪くブックレットなどの間違い探しをする。筆者は女性である。ベルリン側の津波寄付は、五万ユーロとヴィーンの約半分と寄付金額を上げる。1月19日のラトル氏50歳の誕生日を控えて、英国の新聞がベルリン滞在の決算を試みている事を伝える。そしてラトル氏の言葉として、ベルリン...... more
Commented by poco-a-poco-music at 2005-01-08 14:12
実況放送ありがと~う!
弾けるのに弾いていないことを猛省しなければ・・・
左手だけの曲が80曲もあるって、ビックリでした。
Commented by kokoni at 2005-01-08 21:09 x
>猛省しなければ
ですねぇ〜
え?poco aさんも?(笑)
Commented by poco-a-poco-music at 2005-01-08 23:48
ハイ!
いろいろバタバタしてますので、弾く時間がないと口実を・・・
きょう、久しぶりに娘が弾いているのに刺激され、ピアノを触りました。
コレは、レッスン生にナイショですね。(笑)
Commented by kokoni at 2005-01-10 12:45 x
生徒にはナイショ、ね(^^)
by kokoniikimasita | 2005-01-08 00:44 | 音楽/放送 | Trackback(1) | Comments(4)
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